奈良 大和西大寺 首痛・肩こり・腰痛・自律神経失調症なら、柔らか整体
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奈良柔らか整体/荒木整骨院
~やさしい古武術指圧整体~
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ミヨ ヨクナル
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背骨の下5つの椎骨を腰椎といいます。
それらの椎骨の間には、椎間板という軟らかい軟骨の一種がクッションの役割として存在します。
このクッションは、外側に繊維成分と中心部にゼリー状の髄核より構成されています。
椎間板への負担が増すと繊維輪に亀裂が入り、その部分から髄核のゼリー成分が飛び出した状態を椎間板ヘルニアと呼びます。
腰椎から出た神経は、足へと延びていて、飛び出したゼリー状の髄核が神経根を刺激、圧迫すると臀部からふくらはぎ、足の甲まで痛みやしびれ感が現れます。
椎間板に過剰な圧力がかかると、これらの痛みしびれの症状が現れやすくなります。
いろいろな原因が考えられていますが、要因のひとつに体のねじれによる捻転損傷があります。
例1
ゴルフスウィング、バットスウィングやダンス等で腰をひねる動作
言葉の綾より受けるイメージから腰をひねる場合、腰椎部をひねると思われている方が非常に多い様に思われます。
図にあります様に腰椎は、回転角5°の可動性しか有しておらず全ての腰椎を動かしても、あまり回転する場所ではなさそうです。
因に英語では、「Hip Turn」臀部を回すと表現するようです。
腰部と骨盤部の関係を動かすよりも、骨盤部と股関節部の関係を動かす方が大きく動きます。
これらの様に、動きにくい部分を知らず知らず継続的、習慣的に使っていると腰部に負荷がかかり圧力の高まった状態になり捻転損傷を来たします。
例2 スカートやズボンが回ったり、片方の靴下が回ってしまう。
歩行時において、脚だけでなく骨盤も左右の回旋運動(上方より見て) を伴って歩行動作を行います。
この時、骨盤にねじれが生じている場合、左右の回旋運動に動きの差が生じ、よく回旋する動きの方へスカートが回る場合があります。
逆に骨盤にねじれが生じていて、左右の骨盤に回旋運動の差のない方は、脚の振り出す方向で修正します。
したがって、脚が地面に接地した時、斜め方向より着地する為靴下が回転したり、靴の片べりがおこります。
髄核の飛び出し方の程度
症状の4段階
椎間板ヘルニアの髄核の飛び出し方は、捻転損傷により圧迫や変形が強くなり、飛び出しの程度も大きくなる。
しかし、症状が強くなるとは限らない。
一般的に腰部や臀部に痛みや下肢にしびれを呈する症状があると椎間板ヘルニアを疑い、画像診断により椎間板の突出の可能性もしくは確認された場合は、これが原因とされ、最終的には摘出手術を行います。
原因が突出した椎間板になり、結果的には腰や下肢に現れる痛み・しびれの症状とされています。
そもそも椎間板ヘルニアが起こる大きな要因に不良姿勢によるとされるものの、この不良姿勢に対するアプローチよりも飛び出した椎間板及び髄核の処置に重点が置かれています。
当院は、元々の原因となる不自然な姿勢と特徴的動作(動作の癖)に着目し、個人的(個性的)な姿勢や動作の特徴が腰部に負荷をかけ椎間板ヘルニアになる状況が重要と考え、この姿勢動作を分析し、筋骨格系の修正を行います。
特に椎間板ヘルニアを起す身体的特徴として腰部・頸部の回旋運動・回旋状態(体のねじり運動・捻れた姿勢)の不合理な状態を呈します。
この、体がねじれた姿勢やねじれた動きで、ねじれの少ない動作より椎間板の微細外傷及び捻転損傷を多く繰り返し、その結果椎間板内の圧力が高まり、椎間板の線維輪微細損傷部から髄核の脱出が起こると考えています。
施術の目的は、直接的に神経圧迫を起している部位や損傷に対してアプローチするのではなく、間接的に椎間板内の髄核が突出もしくは脱出しなければならない状況に対してアプローチします。
この状況は、椎間板内の内圧が高まる事によって起こるとされるので、椎間板に圧力が加わりにくい状況・環境づくりを行なえば、症状が緩和するのではないでしょうか。
この状況及び環境は、腰部周辺の筋肉の緊張状態によって変化します。
例えば、濡れタオルを両手で絞ると、タオルは捻れて水が出てきます。
これを体に置き換えると。
タオルが脊柱で水が椎間板の髄核、そして両手が筋肉となります。
両手でタオルを絞るから水が出るのですから、腰部周辺の筋肉で脊柱を絞らなければ良いのではないでしょうか。
また、痛み・しびれの原因は、飛び出した椎間板及び髄核よりも、筋肉の過緊張で絞られる事により症状が出現するとも考えられています。
上記の捉え方はMPS・筋筋膜性疼痛症候群と呼ばれています。
現実に神経圧迫の有無にかかわらず痛み・しびれの症状は現れます。
椎間板ヘルニアは、腰部周辺の過剰な筋肉の緊張により引き起こされた一つの現象と捉えると、痛みやしびれの症状と同じく結果的に現れた現象と捉える事が出来ます。
よって、痛みやしびれを引き起こしている原因は、一部の筋肉が過緊張を起し、それに付着している骨が筋肉に引っ張られ位置異常を結果的に起していると捉えると、直すべきは椎間板や骨では無く、過緊張を起した筋肉を正常なテンション(緊張)に戻す事ではないでしょうか。
姿勢・動作分析から過緊張を起している筋肉を類推し、その筋肉にアプローチする事により結果的に捻れた状況が改善すれば痛み・しびれの症状の改善も見込まれます。
すでに過剰に緊張している筋肉に対してアプローチする際に重要な事は、アプローチする筋肉をそれ以上緊張させてはいけない事です。
過緊張を起している筋肉を物理的に押したり揉んだり、力を加えると筋肉は緊張してしまうので余計に緊張して症状を悪化させてしまう事があります。(揉んでもらった後症状が強くなる、腰部牽引治療後立てなくなるなど)
緊張を取り除く為には、力を加えるのではなく、力を抜く作業を行わなければなりません。
柔らか整体は、術者の力ではなく、術者の合理的な動きを患者に伝える事により、患者の身体に動きを再生させ、結果的に過剰な力が抜けた状態を作り上げ身体のおかれている状況に応じた正常なテンション(緊張)に戻していきます。
椎間板ヘルニアが起こる一要因として、椎間板が急激にねじれた時やねじれた状態が持続的に続いた場合、椎間板の捻転損傷が起こります。
姿勢や動作にねじれが生じると関節部の負荷や椎間板への内圧が上昇し椎間板の繊維輪が損傷し易くなり、損傷した場合、椎間板の内側にあるゼリー状の髄核が損傷部より脱出します。
手技により柔らかく優しく姿勢や動作で生じたねじれた状態を解除する事で、関節や椎間板への圧力(力学的ストレス)を減らし、症状の改善を図るよう治療します。
なお、このプログラムは、医療機関で椎間板ヘルニアの診断を受けた方が対象となります。
体がねじれた場合、足低にかかる体重の分布圧の一例
左右のつま先部とかかとの部分(赤色の部分が圧力の高い部分)に圧力の高い状態。
体のねじれが修正されると足底部に均一に体重がかかるようになる。
足のうら全体に体重がかかるようになる。(赤色表示部分がつま先とかかとを含む全体にかかるようになる。)
椎間板に圧力が高まる要因として身体のねじれた状態が続くと、捻転損傷がおこりやすくなります。
この圧力を減圧する為に、身体のねじれた状態を修正します。
特に腰や首は捻り易い部分ですので、腰や首の筋肉や筋膜が過剰な緊張が続きますと腰や首がねじれた状態で固着してしまい、結果的に椎間板に圧力ストレスが生じ髄核が飛び出るヘルニアになってしまいます。
ただ、人それぞれ身体のクセ、ねじり方は千差万別であり、どの部分がどのようにねじれているかを判断しなければなりません。
ねじれた状態を正確に分析することが早く改善する近道です。
治療は、捻れを作り出している筋肉や筋膜を限定し、それらに対し過剰な緊張を緩めるアプローチを行います。
患者側の身体が抵抗なく受け入れるように刺激を伝え、そして身体が改善へと変化するよう導きます。
上の写真は、椎間板ヘルニアの手術後も症状の改善がみられず、医師に体が曲がっていると指摘を受けたので当院に来院された方の荷重バランスです。
主訴は、左腰部の痛み、左臀部から大腿後側及び足背部のしびれで、10分以上歩く事が出来ませんでした。
手術直後にもかかわらず、痛みで真っ直ぐに立つ事も出来ません。
注目すべきは、左下肢に症状が現れているにもかかわらず、左下肢に荷重をかけている所です。
椎間板ヘルニア(髄核摘出済み)の症状というより、荷重による負荷が痛み・しびれの症状を現しているのではないでしょうか。
ギックリ腰などの急性期の症状においては、痛み等の症状が現れる所から避ける逃避姿勢になり、左下肢にある症状から離れる、もしくは左下肢の負担を軽くする為に上半身を右に逃がすのですが、本ケースは痛み・しびれが強く現れているにもかかわらず、負荷をかけています。
急性腰痛·ぎっくり腰の姿勢的特徴
奈良県奈良市20歳代女性
医療機関にて椎間板ヘルニアと診断されて以降来院。
椎間板ヘルニア特有の症状である下肢へのしびれが顕著に存在する。
姿勢は、しびれから逃避する形で現れ骨盤部、腰椎部をねじる状態で
Lock(固定)されている。
4回の治療後、骨盤部、腰椎部のねじれが解消され上半身がまっすぐに
なる。重量負荷配分が均一になり腰椎のヘルニア部分に力学的ストレス
が軽減され、しびれの症状および腰の痛みが改善される。
サービス業のFさん、三月頃から腰の痛みを訴え始めて、痛み止めの薬で凌いできたが痛みが強くなり八月に入り神経根ブロックの処置を数回行っていました。
しかし効果はあまり現れず、左の腰の痛みと左太ももの裏と左足首に強いしびれが残存していました。
当院に初めて来院された八月下旬はすでに真っ直ぐ立つことは出来ず、体を右側に倒し痛みから逃避した姿勢を呈し、座位では腰や左大腿の裏が圧迫されるとしびれ感が強くなり座る事が出来ませんでした。
歩行においても間欠性跛行が現れ、続けて歩く事が出来ない状況でした。
所見として、上半身が右側に傾いている事が特徴的でありました。
これは、痛みから逃避した姿勢と取る事が出来ますが、通常は症状が発症してから半年近く経過すると補正位を取、傾きの修正を行い、経過とともに真っ直ぐ立つようになるにも関わらず彼は継続的に右側に傾いた姿勢を維持し続けました。
姿勢は、上半身の重みが継続的に右側に片寄ると、対照的に下半身の左側で上半身の偏りを支えなければバランスが取れません。
結果的に上半身の右への偏りを左下半身(特に左腰と左大腿部の後側)で支えることにより姿勢を維持していたが、持続的な筋肉の緊張により同部の筋肉(梨状筋・左ハムストリングス)は拘縮を起こしていると推測しました。
同部を触診すると明らかに筋委縮を認め、左臀部は陥凹していました。
また、就寝時など体を横に寝かせている時など、体を支えていない時は症状が軽減している事からこの筋拘縮が痛みの原因と考えました。
症状が現れ出した三月から拘縮が始まったのではなく、それ以前から筋拘縮の原因となる筋緊張や筋疲労は三月以前の数ヶ月に渡って蓄積されていったと想像されます。
そして八月まで持続しているとすると約一年近くダメージを受けていることになります。
筋拘縮は、筋緊張により起こりますが、筋疲労によっても起こります、そして筋肉の緊張や疲労が蓄積して痛みを引き起こします。
現症状は長期に渡り現れた症状と捉えることができ、また左下肢は右に比べ冷えていて筋拘縮により患部の血行の低下も認められ、これらの事から回復には十分な時間が必要とされます。
消極的な休養だけでは回復の程度を高めることは難しく、積極的に患部の可動性を高め代謝を促進することが回復を早める手立てとなりうる施術を行いました。
積極的に施術を行うとしても、拘縮を起こしている筋肉が反応出来る程度の刺激はまだ弱く、時間をかけて反応できる程度の刺激を少しづつ与えて行く事になります。
施術のポイントは、痛みのある所だけを修正するのではなく、姿勢を崩している部分の修正が重要となり、身体全体の調和を整えた結果、症状の現れる必要性を解除していきます。
8回ほどの施術で姿勢が改善され、12回目で腰の痛みと左下肢のしびれ感はほとんど消失しました。
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